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おたふくかぜ

おたふくかぜの正式名称は「流行性耳下腺炎」です。
かかっても軽症の場合が多いのですが、重い合併症を引き起こすことも多いのでワクチンによる予防が重要です。自分の子どもだけは重症にならない、という保証はありません。
そしておたふくかぜは、くしゃみや会話などの飛沫により感染し、非常に感染力が強いです。
主な症状は、発熱と唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)の腫脹・疼痛があります。(耳の下や顎の下が腫れます。)
またこのような症状が出ない不顕性感染例が約30%程存在します。
不顕性感染の割合は乳児で多く、年齢とともに低下します。
似たような症状が見られる「反復性耳下腺炎」という病気がありますが、自分で違いを見極めるのは難しいため、きちんとクリニックで診察を受けるようにしましょう。
なお、おたふくかぜは痛みが出ますので鎮痛剤(飲み薬)を使用します。

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